Concept

アートインホスピタル。
心地よい、癒しの空間。

内装は、診療所らしくない居心地のよい癒される空間を目指しました。
クリニックに入るとホテルのロビーのような雰囲気の待合室を目指しました。 間接照明を用いて、ほっとする環境を造りました。 小さいですが坪庭が2か所あり、木々や花々が楽しめます。
診察室と入口には空気をきれいにする機能として、臭いを吸収する炭の天井や呼吸する壁を使用しました。 空気を汚さない床暖房を設置し、足元から暖め快適です。 空気清浄機はもちろんあります。
診察室に入ると、待合室とは違い、清潔感あふれる広く明るい雰囲気となり落ち着いて診察することができます。
処置室、点滴ルームは大きな吹き抜けが開放感を与えます。 つらい症状を和らげることができれば幸いです。

患者さまに無用な緊張をさせない配慮としてアロマやBGMを効果的に使用、気持ちを安らかにさせていただきます。 患者さまは診察室に入るだけで緊張します。それにより血圧は上昇します。
※白衣高血圧、診察室高血圧といわれます。
そのため看護スタッフのユニフォームは白ではなく、明るく華やかな色のユニフォームを着用、医師も白衣は着ないで、普段着で診療を行います。
患者さまに対する快適設備として、おいしい水とお湯の出る給水システムを導入しました。
お待ちいただく間、お茶でもいかがですか。 また、待合室にあるテレビモニターには、健康増進や疾病予防に役立つ情報や、クリニックのお知らせなどを流します。
このように患者さまの立場に立った空間で、話しやすく優しいクリニックを目指していきます。

アートインホスピタルの概念

「アートインホスピタルとは」
1989年UNESCOの‘世界10年’(ワールド・ディケイド)を特徴づける活動の一環として認可されたプロジェクトで、 1990年にスウェーデン、ノルウェー、スイス、フランス、オーストリアを企画国として発足し、 現在では各国の厚生省が独立してプロジェクトを進めています。
それぞれの文化や芸術が科学的医療の手助けとして患者さまの回復力、自然治癒力を高めることを確認しているそうです。 日本では、1994年千葉県鴨川市に新築された亀田クリニックに日本で初めてこのプロジェクトが導入されました。

これらの考えが、居るだけで心も体も癒される、医院らしくない医院を目指すという当院のコンセプトと合致しました。 小さいクリニックですがその概念を少しでも取り入れられたらと思いました。設計士さんもいたるところに工夫を凝らし表現してくださいました。 きっと、患者さまのご満足を得られると思っています。
もちろん、建物だけ立派でも中身が伴わなければ何にもなりません。
そのためにもスタッフ一同、日々の研鑽と努力を惜しまず、精進していきたいと思います。

シンボルマークについて

さとうの頭文字と、心臓を表すハートを組み合わせました。全体の形は白鳥をイメージしています。

原案 佐藤 健太   デザイン 小宮山 和人